問題番号 : 88D48
62歳の女性。黄疸と上腹部痛とを訴えて来院した。右肋骨弓下に鶏卵大の腫瘤を触れる。赤血球368万，白血球6,800。血清生化学所見：総ビリルビン18.2mg/dL，AST 96U/L，ALT 64U/L，ALP 720U/L（正常260以下），アミラーゼ312U/L（正常37～160）。経皮経肝胆管ドレナージ後の胆管と上部消化管との同時造影写真（A）とERCP写真（B）とを示す。最も適切な治療法はどれか。
画像診断：上画像参照。Assessment：
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては，喉頭浮腫，気道異物，自然気胸，気管支喘息，慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患，心不全（急性，慢性の急性増悪），肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが，胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断：心不全（両心不全）（Nohria分類wet and warm） 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難，胸痛などにより安静が保てない場合には，血管拡張による前負荷軽減と，交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。
