問題番号 : 88D38
65歳の男性。3年前に直腸癌の手術を受けた。これまで排尿に異常はなかった。2日前から急に尿量が減り,2日間の尿量はそれぞれ380mL,80mLで今朝からは1滴も出ていない。顔面と下肢とに軽度の浮腫を認める。導尿で約20mLの尿を得た。尿所見:異常なし。血清生化学所見:総タンパク6.8g/dL,尿素窒素68mg/dL,クレアチニン5.4mg/dL,Na 138mEq/L,K4.2mEq/L,Cl 110mEq/L。必要な検査はどれか。3つ選べ。
診断:直腸癌の局所再発による無尿選択肢考察:直
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。