問題番号 : 88D34

56歳の女性。前頸部腫瘤と耳介に放散する痛みとを訴えて来院した。体温38℃。脈拍120/分,整。甲状腺右葉に硬い腫瘤を触れ,圧痛がある。頸部リンパ節の腫大はない。赤沈112mm/1時間,CRP1+。副腎皮質ステロイド薬服用により症状は消失した。
血清の検査所見で考えられるのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
・前頸部腫瘤と耳介に放散する痛み
・甲状腺に硬い腫瘤を触

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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