問題番号 : 88D23

45歳の男性。4か月前に突然強い口渇と多尿とをきたした。昼夜を問わず2~3時間おきに排尿と飲水とを繰り返している。精密検査のため来院した。皮膚と口腔粘膜とが乾燥している。脈拍92/分,整。血圧108/68mmHg。24時間尿量8,600mL,比重1.004。血清生化学所見:総タンパク8.4g/dL,Na 148mEq/L,K 3.7mEq/L。水制限試験後に血清浸透圧292mOsm/L(基準275~288),尿浸透圧230mOsm/Lとなった。
この患者の薬物治療開始後,1週間観察すべき所見はどれか。

正解
e
国試正答率
90%

Assessment
画像を上に示す。
・夜間頻尿と脱水所見(皮膚,口腔粘膜乾

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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