問題番号 : 87D26
57歳の男性。1か月前から全身倦怠感があり来院した。肝を右肋骨弓下に4cm，正中線上で6cm触知する。脾は触れない。血清生化学所見：AST 136U/L，ALT 246U/L，ZTT 18.0（基準4.0～14.5），TTT 16.0（基準0.6～9.4）。HBs抗原陰性，HBc抗体陰性，IgG型HA抗体陽性，HCV抗体陽性。腹腔鏡下肝生検H-E染色標本を別に示す。この患者について正しいのはどれか。2つ選べ。
画像診断：上画像参照。Assessment：
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては，喉頭浮腫，気道異物，自然気胸，気管支喘息，慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患，心不全（急性，慢性の急性増悪），肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが，胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断：心不全（両心不全）（Nohria分類wet and warm） 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難，胸痛などにより安静が保てない場合には，血管拡張による前負荷軽減と，交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。
