問題番号 : 86E43

2歳の男児。4日前から下痢,嘔吐が始まった。下痢は1日2~3回であったが,今朝便に血が混じっていた。昼頃暗赤褐色の尿がでたが,その後排尿がなかった。夕方顔面蒼白となり,ぐったりとしたので来院した。入院時,意識清明。血圧130/86mmHg。顔面・下肢に軽度の浮腫がみられる。赤血球210万,白血球9,000。血清生化学所見:尿素窒素60mg/dL,クレアチニン3.0mg/dL。
予想される検査所見はどれか。3つ選べ

正解
a, b, d
国試正答率
90%

Assessment
血便を伴う下痢・嘔吐後に,血尿を伴う腎機能障害が出現して

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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