問題番号 : 86D29

67歳の女性。2年前から誘因なく腰背痛を時々訴えていたが,約1か月の安静で寛解していた。3日前から再び腰痛が出現したため来院した。赤血球369万,白血球5,400。血清生化学所見:AST 20U/L,ALT 22U/L,ALP6U/L(基準10以下),Ca 9.2mg/dL,P 3.2mg/dL。赤沈20mm/1時間。腰椎側面エックス線単純写真を別に示す。
この患者の治療法として適切なのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。
・多椎体の圧迫,扁平化は骨粗鬆症による圧迫骨折を示す。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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