問題番号 : 86D4

15歳の男子。2か月前から全身倦怠感があり,1か月前から多飲と多尿とが出現した。2週前から悪心と嘔吐とを繰り返し,今朝から意識混濁をきたし救急車で搬送されてきた。脈拍96/分,呼吸数28/分,整。血糖736mg/dL,尿ケトン体3+。
この患者で予想される動脈血の所見はどれか。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
・15歳の男子
・2か月前から全身倦怠感,1か月前から多

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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