問題番号 : 86D2

29歳の未産婦。妊娠40週5日で来院。陣痛は未発来。身長158cm,体重57kg。血圧120/70mmHg。子宮底長32cm,腹囲88cm。下肢浮腫(-)。尿タンパク(-)。尿中エストリオール30mg/日(基準20以上)。胎児心拍数・陣痛図で一過性頻脈が5分間に2回認められる。児は第1頭位。骨盤外計測値は正常。内診所見:子宮腟部は鼻翼様の硬さで,外子宮口は1cm開大,内子宮口は閉鎖,展退度は30%,児頭の下降度はSP -2cm,子宮腟部の位置は後方である。
この患者について正しいのはどれか。

正解
d
国試正答率
90%

Assessment
子宮膣部は硬く(鼻翼様), 内子宮口閉鎖,展退度30%,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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