問題番号 : 85D21

18歳の女子。両親は,いとこ結婚。生来健康であったが,5か月前から疲労感が出現した。近医にて軽度の肝機能障害を指摘された。3か月前から歩行障害と構音障害とが始まり,これらの症状が徐々に進行したため来院した。軽度知能低下,小脳性失調および四肢のジストニーの所見を認める。眼球の写真を別に示す。
この患者の治療薬として適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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