問題番号 : 84E31

20歳の女性。3週前に咽頭痛があった。1週前から39℃ の弛張熱と多発関節痛とがあり,発熱時一過性に,顔面,前胸部および四肢に皮疹を認めて来院した。白血球13,000。血清生化学所見:AST 250U/L,ALT 184U/L,ASO陰性,リウマトイド因子陰性,抗核抗体陰性。顔の写真を別に示す。
最も考えられるのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
若年女性の発熱と多発性関節痛+皮疹→SLE,成人Stil

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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