問題番号 : 84E26

5歳の男児。家族とデパートに買物に行って翌朝,ぐったりして起き上がらず,おなかが痛いと訴えた。やがて嘔吐が始まり,昼までに5~6回吐き,救急受診した。体温37.2℃。顔面蒼白,口唇軽度乾燥。腹部はやや陥凹,腹壁の緊張はやや不良で,上腹部の圧痛はあるが,筋性防御はない。項部強直はない。同様なことは,これまでにも3回あった。
最も考えられる疾患について適切な検査はどれか。2つ選べ

正解
a, b
国試正答率
90%

選択肢考察
○a 尿検査
 尿中にケトン体が証明されればアセトン

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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