問題番号 : 84D1

46歳の主婦。生来健康であったが,早朝起床時に特に誘因なく,右耳閉塞感を覚え,やがてキーンという耳鳴りを自覚し,聞こえも悪化した。軽い浮動感があり,歩行時にふらついている。吐き気はなかった。当日来院した。耳鏡検査では異常所見なく,純音聴力検査でほぼ水平型の平均聴力レベル65dBの右感音難聴を認めた。
考えられる疾患はどれか。

正解
a
国試正答率
90%

診断:突発性難聴または突発性難聴の形で発症した聴神経腫瘍

選択肢考

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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