問題番号 : 83E37

48歳の男性。商社員で,しばしば海外に出張していた。輸血を受けたことはなく,酒は付き合い程度にたしなむ。1週前から酒がまずくなり,食欲不振と易疲労感とを訴え,黄疸も出現したので直ちに入院した。その後の経過は順調で,発症3か月で肝機能検査成績は正常域に入った。入院時の肝生検光顕H-E染色標本を別に示す。
表に示すウイルスマーカー所見はどの時点のものか。

正解
b
国試正答率
60%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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