問題番号 : 83E1

3歳の男児。最近時々,発熱があり,足を痛がるので来院した。右上腹深部に境界不鮮明な腫瘤を触れる。赤血球253万,Hb 7.4g/dL,Ht 21%,白血球3,100(桿状核好中球2%,分葉核好中球23%,単球6%,リンパ球69%),血小板12万。尿VMA陽性。腹部エックス線単純撮影で右上腹部に石灰化像を認める。
 この症例で予想されるのはどれか。2つ選べ

正解
a, e
国試正答率
60%

Assessment
尿VMA陽性から,神経芽腫が考えられる。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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