問題番号 : 83D46
2歳6か月の男児。「ママ」「パパ」しか発語せず,軽度の発達遅滞を疑われている。生育歴に異常はなく,運動発達は正常である。やや多動であるが,視線はよく合い,見るものすべてに興味を持ち,触れようとする。要求は身振りで示し,時々,甲高い叫び声で不満の意を表す。近くの自動車の警笛には反応するが,拍手にはまれにしか応じない。なお,喃語は生後8か月まで出ていた。最も考えられるのはどれか。
診断:先天難聴選択肢考察:×a 精神発達
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。