問題番号 : 83D24

42歳の女性。10年前から両足にびりびりするしびれ感が出現し,次第に上行した。4年前から下痢と便秘とを繰り返すようになり,半年前から立ちくらみが頻回に出現するようになったので,精査のために来院した。上下肢に,広汎な筋萎縮,筋力低下および触痛覚低下を認める。腱反射は上下肢で消失。血圧は安静臥位で120/80mmHg,起立3分後に90/54mmHgである。
診断上有用な検査はどれか。2つ選べ

正解
b, c
国試正答率
90%

Assessment
①ぴりぴりするしびれ,感覚低下,②左右対称性の筋力低下,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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