問題番号 : 83D19

42歳の女性。6年前から,四肢の関節に急性関節炎を繰り返している。通常1ないし2関節が急性に腫脹し,1週以内に自然に軽快する。一昨日,左膝関節痛が出現したので来院した。膝蓋跳動がみられる。赤血球471万,Hb 12.0g/dL,白血球11,300。赤沈36mm/1時間。血清生化学所見:クレアチニン0.9mg/dL,尿酸4.8mg/dL,Ca 9.1mg/dL,P 3.7mg/dL。リウマトイド因子陰性。両側膝関節のエックス線単純写真を別に示す。
診断確定に有用なのはどれか。

正解
d
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。
・両膝関節の,大腿脛骨関節の内外側に存在する石灰化(▼

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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