問題番号 : 83D7

52歳の女性。3週前から無口になり,表情の変化が乏しくなった。2週前から動作が緩慢となり,手指に震えが出現したので来院した。意識清明。小声で話す。脈拍60/分,整。血圧150/80mmHg。四肢の関節は受動運動に際して強い抵抗を示す。静止時に手指の細かい振戦を認める。
診断上知りたい病歴はどれか。2つ選べ

正解
c, e
国試正答率
90%

Assessment
手指のふるえ,小声,筋強剛,動作緩慢などのパーキンソニズ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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