問題番号 : 82E26
37歳の2回経産婦。妊娠10週で,胞状奇胎のため子宮内容除去術を受けた。1週後の再手術では胞状奇胎の遺残を認めなかった。術後5週と8週とにおける尿中hCG値は,それぞれ1,800mIU/mL,600mIU/mLであった。さらに1か月後に不正出血があり,内診したところ子宮は鵞卵大で軟。尿中hCG値1,200mIU/mL。骨盤血管造影写真を示す。適切な処置はどれか。2つ選べ。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。