問題番号 : 82D28

65歳の男性。膵癌の診断で入院中,突然,紫斑,鼻出血および下血が起こった。血液凝固能検査:血小板5万,出血時間延長,プロトロンビン時間30秒(基準10.5),アンチトロンビンⅢ 24mg/dL(基準29~32),血漿フィブリノゲン100mg/dL(基準200~400),FDP 50μg/mL(基準5以下)。
直ちに投与すべきものはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
膵癌の経過中に出血傾向を認め,血小板数の低下,PTの延長

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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