問題番号 : 82D21

71歳の女性。2週前,39℃ の発熱と腰痛とがあり入院した。白血球10,200,血清クレアチニン1.2mg/dL。尿所見:タンパク(±),沈渣に白血球多数/1視野を認める。細菌検査:尿と血液よりエンテロバクター(+)。アミノ配糖体系抗菌薬の筋注を開始し4日後に解熱した。そのまま抗菌薬の投与を継続したところ,12日後の検査で血清クレアチニン2.9mg/dL,尿タンパク(+),β2-ミクログロブリン尿中排泄600μg/日(基準30~100)。
主な障害部位はどれか。

正解
e
国試正答率
90%

Assessment
尿中β2-ミクログロブリンの上昇が

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る