問題番号 : 81D29

45歳の女性。半年前から頑固な悪心,腹痛,食欲低下および下痢と便秘の繰り返しが現れ,各種の治療薬を服用していた。2週前から声が小さく単調になり,動作が緩慢になった。表情は硬く,頸部と四肢とに筋強剛を認める。
2週前から現れた症状の原因と考えられる薬物はどれか。2つ選べ

正解
b, c
国試正答率
60%

Assessment
小声,動作緩慢,筋強剛などのパーキンソニズムを生じている

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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