問題番号 : 80D36

44歳の男性。2か月前の健康診断では異常を指摘されなかった。10日前から39℃ に発熱し,セフェム系抗菌薬を内服したが,解熱せず来院した。心尖部に4/6度の収縮期逆流性雑音を聴取し,左肋骨弓下に脾を1cm触れる。白血球16,600。心エコー図で僧帽弁後尖に多重エコーを認める。
最も考えられる起炎菌はどれか。

正解
d
国試正答率
90%

Assessment
10日前から持続する発熱で心雑音を伴うことから,感染性心

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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