問題番号 : 80D23

63歳の女性。5年前に早期胃癌で胃全摘術を受けた。最近,舌の痛み,息切れおよび浮腫を主訴として入院した。舌の所見を別に示す。赤血球220万,Hb 5.6g/dL,Ht 15%,網赤血球10‰,白血球5,100(好酸球3%,桿状核好中球3%,分葉核好中球65%,単球6%,リンパ球23%),血小板18万。
この疾患で血清生化学検査の異常値を示すのはどれか。3つ選べ

正解
a, b, c
国試正答率
90%

Assessment
胃全摘出術後5年を経過し,小球性貧血(MCV 68 fL

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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