問題番号 : 80C25

生後7日目の新生児。出生直後から啼泣時にチアノーゼと呼吸促迫とを認め,肝を3cm触知する。胸部エックス線写真では心陰影は雪だるま型を呈しており,肺血管陰影の増強がみられる。
適切な術式はどれか。

正解
e
国試正答率
60%

Assessment
出生時からのチアノーゼ,雪だるま型心陰影から,上大静脈に

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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