問題番号 : 80B81

26歳の女性。10日前に左肩に母指頭大の紅斑落屑性局面が1個生じ,2日前から体幹に対側性に皮疹が多発してきた。個疹は境界鮮明,楕円形で,辺縁が淡紅色,その内側が鱗屑により縁どられ,中央が淡黄紅色である。皮疹の長軸は皮膚割線方向に一致している。瘙痒は軽く,リンパ節腫脹はない。
最も考えられる疾患はどれか。

正解
d
国試正答率
90%

診断:Gibert薔薇色粃糠疹

選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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