問題番号 : 79E39

4歳の男児。発症前は全く健康であった。2週前からの発熱,食欲不振,脱力感および蒼白を主訴として来院した。左頸部に母指頭大のリンパ節腫脹を認めたが,発赤・熱感・圧痛はなかった。腹部に少数の点状出血があり,左季肋下に脾を2cm硬く触れた。患児はその夜,激しい四肢の関節痛を訴えて入院となった。
診断確定のために有用な検査はどれか。

正解
b
国試正答率
60%

Assessment
発熱,貧血症状(脱力感と蒼白),出血傾向(腹部の点状出血

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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