問題番号 : 79E13

46歳の男性。にぎりずし(寿司)を食べた。翌日から臍周辺を中心とする腹痛,腹部膨満感,嘔吐などをきたし来院した。保存的療法で症状の改善をみず,開腹術を施行した。回腸末端近辺の回腸壁は浮腫状に充血し,その部に狭窄が認められた。狭窄部回腸を切除し,内腔を観察すると,浮腫状粘膜内に穿入した長さ12mmの虫体が認められた。切除標本写真(AB)を別に示す。
この寄生虫はどれか。

正解
e
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。
A・B:浮腫状の粘膜に穿入した虫体が認められる。

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無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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