問題番号 : 79E2

8か月の女児。2週前から機嫌が悪く,右上肢を動かさないので来院した。体温39.5℃。赤沈46mm/1時間。白血球17,500。ツベルクリン反応陰性。右三角筋部を中心にびまん性の腫脹,発赤,熱感および圧痛を認めるが波動はなく,麻痺の様子もない。エックス線写真では胸部に異常なく,右上腕骨近位骨幹端だけに骨萎縮と骨膜反応とがある。
最も考えられる診断はどれか。

正解
e
国試正答率
90%

診断:急性化膿性骨髄炎

選択肢考察
×a 

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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