問題番号 : 79D32

66歳の男性。2年前から徐々に動作が緩慢となった。1年前には歩行が小刻みとなり,L-dopaの投与を受けたが明らかな改善はなかった。最近,排尿障害が生じ来院した。知的水準の軽い低下があり,四肢に筋強剛と弱い振戦とがみられ,動作は緩慢である。歩行は小刻みで,開脚性である。四肢の腱反射は全体に亢進し,Babinski徴候が陽性である。知覚障害は明らかでない。頭部CT単純スキャン像で小低吸収域が散在性にみられる。
この患者で,Parkinson病との鑑別診断に有用でないのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
①パーキンソニズム:動作緩慢,小刻み歩行,筋強剛,振戦

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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