問題番号 : 78C10

33歳の男性。1年ほど前から疲れやすく顔がはれぼったくなり,2か月前から,徐々に動悸,立ちくらみおよび夜間尿を訴えるようになり入院した。初診時,赤ら顔で,軀幹部の肥満が目立つ。脈拍85/分,整。血圧186/112mmHg。心濁音界は左方に拡大し,腰背部に叩打痛がある。下腹部に数本の赤い皮膚線条を認める。
この患者の検査所見として適切でないのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
・33歳の男性
・1年前から易疲労感,顔が腫れぼったくな

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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