問題番号 : 76C55

7歳の男児。7日前から発熱とともに,両側耳下部の腫脹があったが,その他の異常は認められなかった。本日,高熱がなお持続し,激しい頭痛とともに頻回の嘔吐が起こった。来院時には両側耳下部の腫脹は,縮小の傾向がみられた。
正しいのはどれか。2つ選べ

正解
c, e
国試正答率
90%

Assessment
7歳の小児に両側耳下腺部の腫脹が出現しており,流行性耳下

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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