問題番号 : 120F70

本問は,120F70~72の連問の一部です。

20歳台の女性。意識障害のため救急車で搬入された。
現病歴:自宅で倒れているのを友人が発見し,呼びかけても反応が乏しいため救急車を要請した。病院へ向かう途中で全身けいれんを認めたが,病院到着時は治まっていた。
既往歴:不明
生活歴:不明
現 症:意識レベルはJCSⅢ-100。体温36.7℃。心拍数102/分,整。血圧90/50mmHg。呼吸数28/分。SpO2 89%(マスク5L/分 酸素投与下)。
 舌根沈下が強く下顎挙上してもSpO2は改善しない。バッグバルブマスクによる換気も不十分である。
この時点でまず行うのはどれか。

正解
a
国試正答率
94%

正解 a
※解説の掲載は,5月中旬を予定しています。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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