問題番号 : 120D52

78歳の女性。動悸を主訴に来院した。高血圧で治療中である。1か月前から週に1回程度,誘引なく動悸症状があるが数分で改善していた。3日前から動悸症状が持続している。日常生活には支障はないが,症状が持続するため受診した。意識は清明。身長156cm,体重45kg。脈拍116/分,不整。血圧108/68mmHg。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。心エコー検査では左室壁運動は良好に保たれている。12誘導心電図(A)と胸部エックス線写真(B)とを下に示す。
 抗凝固薬投与とともに,症状改善目的の初期対応で適切なのはどれか。

正解
a
国試正答率
38%

正解 a
※解説の掲載は,5月中旬を予定しています。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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