問題番号 : 120D47

83歳の男性。腹痛を主訴に来院した。昨日昼過ぎから腹部膨満感が出現し,次第に腹部全体が痛みはじめ,今朝には激しい痛みとなったため受診した。意識は清明。体温37.8℃。脈拍140/分,整。血圧110/74mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。腹部全体に筋性防御を認める。腹部超音波検査で,腸管の拡張を認めた。腹部造影CTで上腸間膜動脈閉塞症の診断となり,緊急手術が行われた。腸管の壊死は,空腸・回腸の広範囲にわたり,回盲弁から10cm口側まで及んでいた。この壊死部分を切除し,血流の確認できた腸管同士を吻合した。
 この患者に予想される合併症で考えにくいのはどれか。

正解
e
国試正答率
74%

正解 e
※解説の掲載は,5月中旬を予定しています。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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