問題番号 : 120D41

14歳の男子。発熱と皮疹を主訴に来院した。5日前から咽頭痛が出現し,市販のNSAIDを内服している。3日前から発熱と皮疹が出現し,咽頭痛が増強したため受診した。体温39.8℃。両側眼球結膜の充血,口腔粘膜に発赤や出血斑を認める。顔面,体幹の広範囲に紅斑,水疱,びらんを認める。病変部の疼痛が強いため,鎮静下に呼吸管理を開始した。血液所見:赤血球390万,Hb 12.5g/dL,Ht 33%,白血球12,200,血小板25万。血液生化学所見:総蛋白6.4g/dL,アルブミン3.6g/dL,AST 124U/L,ALT 250U/L,LD 480U/L(基準124~222),尿素窒素6.0mg/dL,クレアチニン0.8mg/dL。CRP 13mg/dL。胸部の写真を下に示す。
 適切な治療薬はどれか。

正解
e
国試正答率
89%

正解 e
※解説の掲載は,5月中旬を予定しています。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る