問題番号 : 120D38

生後30分の男児。新生児仮死のためNICUに入院した。妊娠経過は問題なかった。在胎39週5日,体重3,300g。常位胎盤早期剥離のため緊急帝王切開で出生した。Apgarスコア1点(1分),3点(5分),5点(10分)であった。新生児蘇生術が行われ,現在は人工呼吸療法中である。傾眠状態である。体温36.8℃。心拍数160/分,整。呼吸数50/分(呼吸器設定:換気回数50/分,FIO2 0.3)。SpO2 96%。心音は異常を認めず,呼吸は努力呼吸を認める。四肢の筋緊張は低下している。吸啜は認めない。外表に形態異常は認めない。臍帯動脈血のpHは6.9であった。
 適切な治療はどれか。

正解
b
国試正答率
27%

正解 b
※解説の掲載は,5月中旬を予定しています。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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