問題番号 : 120C47

78歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。独居。外気温35℃の中で,自宅居室で動けなくなっているところを町内会の迎えに来た知人に発見された。居室に設置してあるエアコンの電源は入っておらず,室内は高温であったという。意識レベルはJCSⅠ-2。身長158cm,体重70kg。体温37.2℃。心拍数108/分,整。血圧96/54mmHg。呼吸数18/分。皮膚,口腔粘膜,舌および腋窩は乾燥している。頸静脈の虚脱を認める。輸液とクーリングにより症状は軽快し,2日後に退院予定となった。
 退院時の指導で適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
99%

正解 e
※解説の掲載は,5月中旬を予定しています。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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