問題番号 : 120B34

84歳の女性。2日前から発熱し,意識障害のため救急車で搬入された。来院時の意識レベルはJCSⅡ-10。体温38.9℃。心拍数128/分,整。血圧74/40mmHg。呼吸数28/分。SpO2 96%(マスク6L/分 酸素投与下)。初期輸液とノルアドレナリンの投与を開始し,血液培養2セットを含む各種微生物検査を実施したのちに,広域スペクトル抗菌薬を投与して入院した。入院3日後,検査結果を確認した抗菌薬適正使用支援チーム[Antimicrobial Stewardship Team〈AST〉]の薬剤師から担当医に連絡が入り,抗菌薬の変更を提案された。
 ASTの薬剤師に対する回答で適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
100%

正解 d
※解説の掲載は,5月中旬を予定しています。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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