問題番号 : 120A36

45歳の男性。記憶がないことを主訴に妻とともに来院した。妻によると,昨日までは特に変わったこともなく,今朝も普段通りに出勤したという。午前10時ごろ,会社とは反対の方向にあるA駅で立ちすくんでいるところを駅員に保護され,所持していた運転免許証から住所が特定され妻が迎えに行ったという。妻によると既往歴と家族歴に特記すべきことはないが,最近残業が多く,会社でミスが多いと悩んでいたという。意識は清明であるが,20歳ごろ以降の記憶がないという。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは30点(30点満点)。血液所見,血液生化学所見,頭部単純MRI,脳波検査および脳脊髄液検査で特記すべきことはなかった。
 診断はどれか。

正解
c
国試正答率
99%

正解 c
※解説の掲載は,5月中旬を予定しています。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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