83歳の男性。自分の持ち物を盗られると訴えるようになり,対応に困った家族に連れられ受診した。1年前から物忘れが目立つようになった。次第に意欲が低下し,散歩に行かずに寝ていることが多くなった。2か月前から金銭に対する執着が強くなり,預金通帳や印鑑をしまい忘れては誰かに盗まれたと訴えるようになった。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。脳神経,四肢の運動と感覚に異常を認めない。Mini-Mental State Examination 〈MMSE〉18点(30点満点)。血液生化学所見に異常を認めない。頭部単純MRIのT1強調像(A)と脳血流SPECT(B)とを下に示す。
治療薬はどれか。