問題番号 : 119F75

10か月の男児。嘔吐と下痢を主訴に母親に連れられて来院した。診察時の体重は10kg。血清Na濃度は132mEq/Lであった。
正常血清Na濃度を140mEq/Lとして,Naの欠乏量を求めよ。
ただし,患児の体重に対する細胞内液の割合を30%,細胞外液の割合を20%とする。
また小数点以下の数値が得られた場合には,小数第1位を四捨五入し,解答欄には数値のみを記入すること(単位: mEq)。

正解
40
国試正答率
5%

Assessment
①嘔吐と下痢を主訴 ⇒ 脱水,電解質喪失が予想される。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る