76歳の男性。倦怠感を主訴に来院した。2か月前から食事をとってもおいしくなく,倦怠感が出現した。趣味にしていた野球観戦をしなくなり,気分が落ち込んでいる。外出頻度が減り,1日のほとんどを自宅内で過ごしている。身長168cm,体重62kg。体温36.1℃。脈拍64/分,整。血圧138/88mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。四肢の筋力は保たれており,起立と歩行に異常を認めない。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは30点(30点満点)。血液所見:Hb 14.2g/dL,白血球6,700。血液生化学所見:総蛋白6.9g/dL,アルブミン4.2g/dL,尿素窒素18mg/dL,クレアチニン0.9mg/dL。
この患者の状態で正しいのはどれか。2つ選べ。