問題番号 : 119F57

38歳の褥婦。産後1か月の健診のため来院した。初めての児を1か月前に経腟分娩した。体温36.5℃。脈拍80/分,整。血圧126/76mmHg。子宮復古は良好で,悪露は正常であった。母乳哺育を行っているが,うまくできているか心配でよく眠れない。本人,夫ともに兄弟姉妹はおらず,両親は他界している。最近,転居したため,周囲に親しい友人はいない。エジンバラ産後うつ病質問票〈EPDS〉は14点(基準8点以下)であった。児は,出生体重3,096g,発育は順調である。
 適切な対応はどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
98%

Assessment
①38歳の褥婦,産後1か月健診のため来院 ⇒ 高齢褥婦

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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