問題番号 : 119F55

35歳の男性。頭部を打撲したため救急外来を受診した。約1時間前に運動中に転倒し後頭部を打撲した。受傷時に意識消失は認めなかった。来院時,意識は清明。①軽度の頭痛と②後頸部痛を訴えている。身長168cm,体重65kg。③体温37.3℃。脈拍76/分,整。血圧124/78mmHg。呼吸数20/分。神経診察で脳神経系に異常を認めず,四肢の麻痺も認めないが,④打撲時から現在までの記憶がない。⑤打撲部位の圧痛を認めたが,同部位に肉眼的な異常は認めなかった。
 下線部のうち,頭部CTを行うべき所見はどれか。

正解
d
国試正答率
88%

Assessment
①後頭部を打撲 ⇒ contre-coup injury

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る