問題番号 : 119F48

34歳の男性。会社員。昼休みに,屋上で下を覗き込んでいるところを,上司が見かけて,上司に付き添われて健康管理室に来室した。産業医が面談したところ,この社員が現在取り組んでいる仕事は難航しており,当面の間,解決のめどが立ちそうにないとのことであった。体調面では,ここ1か月の間,体の疲れが取れず,眠れていない。また,気分の落ち込みが激しく,食事もほとんど摂れていないようである。面談中に「自分など会社のお荷物だ。いっそのこと死んでしまいたい。昨日,練炭を買ってきました」と発言があった。直近3か月の月の残業時間は100時間,110時間,120時間であった。産業医から精神科を受診するように伝えたが,忙しくて時間が取れないと言っている。この社員は一人暮らしをしている。
 面談実施後に,産業医から上司に対する発言で適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
88%

Assessment
①34歳の男性
②屋上で下を覗き込んでいる ⇒ 自殺企図

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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