問題番号 : 119E39

65歳の女性。めまいを主訴に来院した。今朝,起床時に寝返りを打ったところ天井がぐるぐる回り,悪心を伴ったため,ベッド上で安静にしていた。めまいと悪心は1分程度で消失した。その後,朝食の準備中に振り向いた際に同様のめまいと悪心が再び出現したため,心配になり受診した。安静時のめまいはない。頭痛,耳鳴および難聴はない。意識は清明。体温36.5℃。脈拍72/分,整。血圧122/76mmHg。神経診察で異常を認めない。
 良性発作性頭位めまい症の診断予測スコアを表1に,その診断スコア合計点別の尤度比を表2に示す。 この患者における良性発作性頭位めまい症の事前確率が40%である場合,この患者における良性発作性頭位めまい症の事後確率に最も近いのはどれか。

正解
e
国試正答率
93%

Assessment
①65歳の女性 ⇒ 前期高齢者
②めまいを主訴 ⇒ めま

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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