問題番号 : 119E37

53歳の女性。脂質異常症と診断され,食事療法と運動療法を行っている。本日の外来までに2か月で体重は1kg減ったものの脂質異常は改善せず,担当医は患者と相談し脳血管障害を予防するために内服薬を開始することとした。患者は「脳卒中にはなりたくない。でも治療費はなるべく低く抑えたい。」と言っている。
 脂質異常症に対する内服薬の脳血管障害発症予防効果および年間薬剤費の表を示す。なお,脂質異常症に対する効果はいずれの内服薬も同程度とする。
 費用対効果の視点を踏まえて,この患者に開始する内服薬はどれか。

正解
c
国試正答率
100%

Assessment
①53歳の女性 ⇒ 中年女性である。
②脂質異常症の診断

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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