問題番号 : 119E33

50歳の男性。頭痛を主訴に救急外来を受診した。頭痛は6時間前に出現し現在は軽快している。これまでに経験したことのない激しい頭痛であったため来院した。来院時,意識は清明。身長162cm,体重55kg。体温36.9℃。脈拍84/分,整。血圧156/92mmHg。呼吸数18/分。
 緊急性を判断するために確認すべき徴候はどれか。

正解
c
国試正答率
79%

Assessment
①50歳の男性,頭痛で救急外来受診,既往歴の記載なし ⇒

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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